蔵王の「エビの尻尾」は風上に向かって成長します
 わたしの郷里である山形には日本でも有数の温泉スキーリゾートである蔵王があり、毎年多数の観光客が訪れます。温泉は硫黄臭の強い酸性の湯で、黄色い湯花が見られます。

 その蔵王の観光の目玉の1 つが樹じゅひょう氷です。樹氷は、強く冷却された細かな水滴が樹木に付着して凍結したもので、樹木が完全に樹氷に覆われたものは「スノーモンスター(雪の怪獣)」と呼ばれます。

 先日テレビを見ていて、この樹氷の生成に関して認識を新たにしたことがありました。

 強い季節風によって空気中の水滴が樹木に打ちつけられるとき、「エビの尻尾」と呼ばれる細長い羽根のような形の氷ができて樹氷が成長していきますが、問題はその方向です。当然のことながらわたしは、この「エビの尻尾」が強風に流されるように風下の方に向かって成長するものとばかり思っていました。

 しかし、事実は逆でした。風上に向かって成長していくのです。氷点下の強風の中、取材班が高速度カメラと顕微鏡を持ち込んでそのメカニズムを解明してくれました。

 極度に冷却された空気中の水分が樹木に衝突することによって次々に氷となり、風上に向かって積み重なっていくのです。

 この現象はわたしたちのビジネスにも当てはまるのではないでしょうか。時折強い北風が吹きつけることがあっても、逃げずに真正面から受け止めることによって美しい結晶となり、しかも風上に向かってその結晶が積み重なっていくのです。

 わたしが尊敬するタヒチアンノニのリーダーはみな、逆境に遭遇しても逃げることなく、堂々と立ち向かってこられた方々です。
by ohkimakoto | 2010-05-28 00:00 | 生きるヒント
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