2015.11.06
 11月に入って昼夜の気温の差が大きくなり、列島各地の紅葉が一段と進んでいるようです。毎年訪れるこの豊かな自然の営みは、四季の存在する地に生を受けたことへの感謝の想いを呼び起こさずにはいられません。
 最近、山好きのわたしにとって素晴らしいニュースが飛び込んできました。誰もが一生のうちに必ず一度は訪れたいと思っている世界遺産、アンデス山中の空中都市マチュピチュ。このペルーのマチュピチュ村に対しては、これまで世界中のたくさんの都市が友好協定の締結を希望し、数々の働きかけをしてきたのですが、マチュピチュ側ではそうした申し出を「何の縁も関わりもないから」と断り続けてきました。
 ところが今回、何と福島県の人口8,500人の大玉村に朗報が舞い降りたのです。去る10月26日、マチュピチュ村で友好協定の締結式が行われました。安達太良山(あだたらやま)の南の麓に位置する大玉村。なぜ遠い日本のこの小さな村が、世界中の名だたる都市を抑えて栄誉を受けたのでしょうか。
 20世紀初頭の1917年、大玉村の農家に生を受けた野内 与吉。当時ゴム景気に沸いていた南米で事業を成功させたいとの夢を抱き、移民として単身ペルーに渡ります。そして、たどり着いたのがマチュピチュ村でした。鉄道建設や水力発電事業、ホテル建設、そして観光事業に取り組むことにより村の発展に大きく貢献。やがて1939年には行政の最高責任者である行政官に就任しました。そして、マチュピチュが正式な村になった1941年には初代村長に任じられたのです。地元の人たちにとっては村の発展に貢献した英雄でした。
 マチュピチュの遺跡内で行われた式典には、大玉村から押山 利一村長はじめ多くの村民も参加しました。大玉村はこの友好関係を活かし、ペルーの農産物の栽培や教育分野での交流を計画しているとのことです。
 大海原を越えたはるか遠い異国の地から来て力を尽くしてくれた人に対して特別な縁(えにし)を感じ、1世紀近くを経た今でも忘れることなく、その恩に報いようとするペルーの人々。感動します。
 みなさまは人生の折に触れてどのような人々と縁を結んでこられましたか。その人々から受けた恩の一つひとつに想いをはせてみてはどうでしょうか。そうすれば、わたしたちの人生はもっともっと豊かになるのではないでしょうか。今の自分があるのは決して自分だけの力ではないことが見えてきて、自分を支えてくれた人々への感謝の想いが沸きあがってくるはずです。感謝の想いは謙虚さを生み、謙虚さはその人の人格の器を大きくします。そして不思議なもので、器が大きくなればなるほど、その器にふさわしい方々との新たな縁がひとりでに生まれるのです。
 1年の働きの収穫に感謝する季節です。まず初めに家族に、そしてモリンダを紹介してくださった方に、また、モリンダのメッセージに耳を傾けてくださったすべての方々に感謝しましょう。受けた恩を忘れないかぎり、結ばれた縁はわたしたち自身と出逢った人々の人生の両方を豊かにしてくれるのですから。 
by ohkimakoto | 2015-11-06 00:00 | 【講演スケジュール】
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モリンダ ジャパン社長 黄木信からのメッセージ
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