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2016.07.29
 ようやく関東も梅雨が明け、これから夏日が続きますね。うっとうしい時期から解放されると思うと、うれしくなります。お元気でしょうか。熱中症には十分ご注意ください。
 
 さて、梅雨明けからお盆前までのこの短い期間は天候も安定し、夏山には絶好のシーズン。20年ぐらい前までは山梨県の白州町の山腹にある知人の山小屋を拠点に、高校生のボーイスカウトの子どもたちと毎年アルプスの縦走を続けていました。森林限界を過ぎると、夜間は寝袋がないと眠ることができないほど気温が下がりますが、日中は紫外線が強く、バンダナとサングラスの跡が残る滑稽な日焼け顔で帰宅したことを覚えています。雪渓から流れ出る水の冷たさは忘れることができません。
 
 アルプス縦走で子どもたちに教えたかったことの1つは、「自然に対して謙虚であること」です。人は科学技術の力を駆使して生活をより便利で豊かなものにしてきました。しかし、車の自動運転技術やドローンによる物品の自動配達技術などが可能になりつつある今でも、自然の力をコントロールすることは困難です。
 
 アルプスの3,000メートル級の高山では天候も変わりやすく、ちょっとした気の緩みや判断の遅れが取り返しのつかない事故につながります。特にわたしたちの場合は初心者である高校生を伴っての縦走だったので、安全には細心の注意を払いました。長年にわたってリーダー役を務めてくれたのはアルプスでのガイド経験のあるベテランで、彼の指示は絶対でした。また、その判断は慎重過ぎるほど慎重でした。中にはそうした彼の判断に不平を言う子どもたちもいましたが、忍耐強く時間をかけて、自然と共存するには自然に対して謙虚にならなければならないことを教えてくれました。彼のおかげで我が家の3人の息子たちも自然を友として生活する楽しさを体得することができたと思って感謝しています。
 
 わたしがモリンダに心ひかれた1つの理由が、この自然との結びつきの強さでした。わたしたちが20年前に世に出したタヒチアンノニ ジュースは人工的に作ったものではありませんでした。数千年の歴史の中で大自然に育まれたノニという野生の果実を伝統の製法に基づいて提供したもので、製品化のプロセスには何一つ人工的なものは使われていません。独特の臭いと味を調整するための風味付けにもすべて植物由来の原料が使われました。
 
 モリンダはノニの木からボトルまでをすべて自社で管理するシステムを開発し、製品を提供してきましたが、その中で重要だったのが、タヒチ産のノニを用いることでした。それは、豊かな自然環境と地質学的な特異性を持つ土壌に恵まれていたことでした。澄んだ空気と清澄な水、海底火山が隆起した肥沃な土壌、そして豊かな太陽の光という手つかずの自然が、ノニを育んできたのです。
 
 創設以来モリンダが巨額の資本を投入して取り組んできたノニに関する科学的な研究は、この自然の力の素晴らしさを証明し、自然との共存をさらに進めようとする取り組みにほかなりません。今こそこの知識と経験の蓄積を、自然と共存すべき人類のために役立てることができればと思います。
by ohkimakoto | 2016-07-29 10:09 | 2016年分
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モリンダ ジャパン会長 黄木信からのメッセージ
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