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2014.03.28
  今週の水曜日、広島市の平和記念公園内にある国際会議場で「黄木 信 講演会」を開催しました。広島空港からバスで会場に向かう時には高速道路も渋滞するような大雨で、IPCのみなさまの足にも影響するのではないかと心配しましたが、それは杞憂(きゆう)に終わりました。講演会が始まる13時30分には用意した椅子が足りなくなるほど大勢の方々が駆け付けてくださいました。

 広島はわたしが日本支社長に就任した2007年、初めての地方講演会を開催した思い出の場所です。不安の入り混じった講演会でしたが、広島のIPCのみなさまのモリンダへの想いに、「モリンダに来たことは間違いなかった」と確信できたことが昨日のことのように思い出されます。

 全国各地で定期的に開催しているこの「黄木 信 講演会」ですが、3つの目的を念頭に置いて開いています。第1に、モリンダについてご存じない方にモリンダが何を大切にしているかを知っていただくこと、第2に、会員になって間もない方や製品を愛用してくださっている方々に確信を得ていただくこと、第3に、長く携わっておられる方々にモリンダの素晴らしさを再確認していただくことです。

 昨年から各セールスオフィスのマネジャーを通して、この3つの目的をみなさまにお伝えするようにしてまいりました。その結果、特に未登録の方々や、登録してくださっていてもモリンダのミーティングに参加したことのない方々が、紹介者からのお誘いで参加してくださるケースが増えています。毎回新しい方々にお会いできるのはうれしいことです。みなさまのお力添えに心から感謝いたします。

 講演会では、モリンダのユニークさを示す3つの点を紹介していきます。それは、「伝統」と「科学」と「人」です。

 「伝統」で紹介するのは、ノニという植物のルーツ、モリンダの事業の原点となったジョン・ワズワースのヌクヒバでの体験、フレンチポリネシアの文化や人々との関係の3つです。参加者はこれら3つの概念を通して、モリンダの事業が「文明社会から隠されてきたノニの恵みを世界中のたくさんの人々のために届ける」ことを目的に創設されたことを理解します。

 「科学」では、モリンダがその事業目的を達成するために科学を積極的に取り入れていることを紹介します。そして、その努力の結果として、『PDR』(米国医学参考書)へのモリンダ製品の掲載やモリンダ製品のノベルフードとしての認定が実現したこと、またイリドイドの発見によりノニの特異性や健康上の価値が明らかになったこと、さらに、その延長として現在、AGE(終末糖化産物)の認知活動に力を入れていることを説明します。

 最後は「人」です。モリンダのメッセージや価値が正しく伝わるには、伝える人の想いや動機、姿勢が重要です。伝えるスキルやテクニックがどんなに優れていても、心が込もっていなければ相手の心に響くことはありません。数々の事例を交えながら、わたしたちがモリンダに携わる者としてどうしたら自己を高めることができるかを考えます。
by ohkimakoto | 2014-03-28 10:49 | 2014年分
2014.03.21
 久しぶりの休日を利用して、神奈川と静岡の県境にある足柄峠に行きました。目的
はドライブでもハイキングでもありません。実は、ふもとに当たる山北駅からこの峠
までの約13kmの道は上りの連続で、ランナーが足を鍛えるのに格好の坂道トレーニン
グコースになっています。今回は息子の案内で、夫婦で挑戦しました。

 山北の町を過ぎるまでは傾斜をあまり感じさせない道で、浅黄色に芽吹き始めた山々
を眺めながら楽しく走りました。普段走っていない場所ですから、移り変わる風景が
後押しをして、何だかいつもよりもリズミカルに走れます。

 しかし、中間点の矢倉沢を過ぎてトンネルを抜けたあたりから次第に傾斜が増して
きました。4月並みの陽気だったその日は太陽が容赦なく照りつけ、体中から汗が吹き
出ます。

 やがて本格的な九十九折(つづらおり)の峠道に差し掛かり、脇を流れる内川の谷が
深くなってきました。川沿いの傾斜地を利用した茶畑やきれいに組み上げられた椎茸
栽培のホダ木がコースのはるか下のほうに見える頃から、道路脇の日陰には除雪の際
に積み上げられた雪が解けずに残り、時折吹く風を冷やしてくれます。

 やっとのことで、ゴールである峠までたどり着きました。もちろん傾斜が急になっ
てからは思うように走ることができず、ほとんどハイキング状態でした。大学対抗箱
根駅伝の小田原から峠を越える区間を平地並みのスピードで走る選手は、何と偉大な
ことでしょうか。

 体力の限界を感じながらも実に充実した一日でしたが、今回の経験から見えてきた
ことがいくつかあります。1つは、リーダーの方がよく言われる「達成すれば景色が違
う」ということの意味です。

 今回の坂道トレーニングでの体験は衝撃的でした。長い上りが続いた後で時折訪れ
るなだらかな道の何と楽なことか。思わず「これだったら平坦な道はいくらでも走れ
るよね」と言ってしまいました。そうです。坂道を苦労して走ったからこそ、平坦な
道が楽に感じられるようになったのです。まさにわたしにとっては「違った景色」で
した。

 IPCのみなさまが大変な苦労をしてでも新たなステージをめざす姿を目の当たりに
して、その本当の意味は自分で直接体験しないと分からないと思っていました。でも、
今回の体験から、ほんの少しですが、分かったような気がしています。自ら進んで新
たなステージにチャレンジする人には、着実に力が付いていくのですね。IPCのみなさ
まへの尊敬の念がまた深まりました。

 もう1つは、自然が織りなす変化の律儀さです。あれほどの雪、あれほどの寒さに
もかかわらず、訪れた山々の木々は春の季節を迎え、萌えていました。山北町は桜の
名所でもあります。もうすぐたくさんの人々の心を癒してくれることでしょう。自然
は偽ることなく、毎年、誠実に同じリズムを繰り返します。ここにも、成功するIPCの
みなさまの基本を見た想いがしました。 
by ohkimakoto | 2014-03-21 00:00 | 2014年分
2014.03.14
 東日本大震災から3年が過ぎました。テレビでは数々の特集番組が組まれていますが、いまだに進まない復興への道のりの遠さに心を痛める毎日です。しかしそれと同時に、自分の力ではどうすることもできない状況にも屈することなく、明るく、前向きに、笑顔で、今できることに全力で取り組んでおられる方々に心から敬意を表します。何らかの形で少しでも応援ができればと思います。

 地元で農業や漁業、観光業に携わっている方々が苦しんでいる問題は、風評被害です。放射線量はまったく問題のないレベルであるにも関わらず、福島や宮城と聞くだけで敬遠してしまう状況が存在します。この点でも、日本全国のモリンダのIPCのみなさまで力を合わせて応援できれば素晴らしいですね。ネットワークビジネスという流通形態を取っているだけで不当な批判を受けがちなわたしたちには、大いに共感できる状況ではないかと思います。

 わたしたち一人ひとりの力は小さいかもしれません。しかし、結集すれば大きなエネルギーを発揮します。しかも、その一人ひとりが自分ではなく他の人のことを考えて行動するならば、生み出されるエネルギーは2倍にも3倍にもなります。

 わたしの息子たちは学生時代、バレーボールをやりました。数あるスポーツの中で、バレーボールは特に、次の人のことを考えてプレーすることが求められます。相手からのサーブが入ってくると、レシーバーはセッターがトスを上げやすい位置にボールを返すように最大限の努力をします。そして、レシーバーからボールを受けたセッターは、アタッカーが打ちやすい高さとタイミングで正確にトスを上げます。するとアタッカーはそのボールを全力でスパイクするのです。

 モリンダの活動もこれと同じではないでしょうか。モリンダ創業の1996年、ノニの恵みを世界中のたくさんの人々の幸せのために届けるという使命をどう果たすかを考えた時、5人の創設者は、ノニがそれまで数千年の間、南太平洋の島々で伝えられてきたのと同じ方法で伝えることを選択しました。つまり、先祖から受け継がれてきたノニの恵みを自分で体験し、それを子や孫の幸せを願いながら伝えていったのと同じように、恵みを受けた人がそのストーリーを語りながら大切な人に伝えていくという方法です。

 もうお分かりですね。この方法の根底に流れているのはバレーボールと同じ、次のプレーヤーを大切にすることです。伝えた先の方が持てる力を100パーセント発揮できるような形で伝えていくのです。そうすれば全体のプレーに「流れ」ができ、大きなエネルギーが生み出されます。

 伝える先の方の幸せを全力で考えましょう。ありったけの知識と知恵と思いやりをもって、そして十分な時間をかけながら、成功を応援しようではありませんか。これこそが、モリンダの成功哲学だからです。
by ohkimakoto | 2014-03-14 11:23 | 2014年分
2014.03.07
 町田市で不動産業を営んでいる友人がいます。ちょうど我々の息子たちと同じ年齢の男の子が3人いて、小さい頃から自然に触れさせたいと思っていました。そこで私財を投じてかつての山梨県北巨摩郡白州町(現・北杜市)の甲斐駒ケ岳の中腹の山林を購入、山小屋を2棟建設します。建設と言っても、土台造りから荷揚げ、建築まで、すべて志を同じくする仲間がボランティアで行いました。

 わたしたちにとって、特に子どもたちにとってこの山小屋は天国でした。トイレは地面に穴を掘っただけのもの、水も数百メートル離れたところからくんでこなければなりません。しかし、春の連休にはタラノメなどの山菜採り、夏休みは登山やスカウトの訓練、秋はきのこ狩りの拠点として、多くの仲間の集合場所になりました。

 さて、この季節になると、山小屋を訪れた1人の若者のことを思い出します。中学校で我が家の3番目の息子と一緒のクラスでした。他の生徒と比べて大柄なうえに乱暴で、すでに入学時から問題を起こしていました。担任の先生を殴って骨折させ、新聞沙汰になったこともあります。

 そんな中で、息子から思いもよらない提案がありました。「彼を山小屋に連れて行こうよ」。わたしは、彼のような子はトイレも水もない不自由な山小屋など絶対に行かないだろうと思っていました。でも驚いたことに、行くと言ってくれました。

 彼と息子とわたしの、3人だけの1泊2日の山小屋です。彼は酒やタバコなど非行を繰り返していましたが、山の上では何もできません。食事も自分たちで作らなければなりません。でも、時折見せる笑顔に、彼の若者としての純粋な心を見ることができました。

 翌日は近くの日向山への登山を計画しました。日向山は標高1,660メートル。頂上までは上りの連続です。日頃不規則な生活をしている彼には無理かもしれないと思ったのですが、何とか頂上まで登り切ることができました。

 残念ながらその後も彼は暴力事件を繰り返し、ほとんど学校には来なくなりました。でも卒業式の日、彼はやって来ました。式が終わって卒業生を送り出すために他の親御さんと一緒に並んでいると、小さな花束を持ってわたしのところに近付いて来ました。そして、「おじさん、ありがとうございました」と言ってその花束を渡してくれました。

 彼はもうこの世にいません。結婚後、若くして病死したと聞きました。それからしばらく経ったある時、家内が市役所で彼と同じ苗字の、赤ちゃんを抱いた美しい女性を見かけました。彼の奥さんと子どもです。

 あのわずか2日間の自然との触れ合いが、彼の中でどれほどの意味を持ったのかは分かりません。でも彼自身は、その短い人生を幸せに締めくくってくれたのだろうと考えています。テレビや雑誌で山の映像を見るたびに彼のことを思い出します。
by ohkimakoto | 2014-03-07 00:00 | 2014年分



モリンダ ジャパン社長 黄木信からのメッセージ
by ohkimakoto
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