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チーム作りの3 つの原則
 なでしこジャパンの快挙が日本国中に幸せをもたらしています。朝早くからテレビの前で声援を送った方もたくさんおられたことでしょう。わたしもその日は出張が予定されていましたが、勝利を確かめてから出発しました。

 選手のがんばりもさることながら、佐々木 則夫監督の選手掌握術がクローズアップされています。監督の仕事は、選手一人ひとりの可能性を最大化することによってチームを勝利に導くことです。佐々木監督はそれを決して威圧的になることなく、あくまでも謙虚に、またキャプテンである澤選手や他のベテラン選手を立てることにより行ってきました。

 「ネットワークビジネスは1 人でやるのではなく、チームでやるものだ」とよく言われます。そうであるならば、わたしたちもチームビルディングの3 つの基本原則を学んだ上で、効果的なチーム作りをしていく必要があるのではないでしょうか。

 まず、チームには目的が必要です。「なぜこのチームは存在するのか」の問いに答えるものです。しかもその目的は、チーム全員が共有化できるものでなければなりません。

 たとえば、同じチームに異なった価値観を持つ人が同時に存在する場合、どちらか一方の価値観をチームの目的とすることはふさわしくありません。すべてを包含する目的を持つ必要があります。チームが大きくなればなるほど、リーダーの資質として高邁で包括的な理想が求められるのはそのためです。

 2 番目に、チームには発展段階があり、その段階に応じてリーダーの関わりが違ってくることを理解する必要があります。チームの発展には5つの段階があると言われています。

 (1)結成段階、(2)無秩序段階、(3)調整段階、(4)発展段階、(5)完成段階です。

 なでしこジャパンもこの段階を経たはずです。ここでの原則は、リーダーは、最初の段階では密接にメンバーと関わるが、チームの発展に伴って関わりを減らし、メンバーが自立してそれぞれの役割をこなせるようにすべきだというものです。自ら問題意識を持ってその解決に立ち向かうメンバーは、理想のメンバーだからです。

 3 番目の原則は、メンバーの個性の尊重です。人は依存状態で生まれ、親や教師の助けによって自立します。しかし、自立した者同士がそれぞれの個性を発揮して互いに貢献し合うときに生まれる相乗効果は、個々の力の総和をはるかに超えた成果をもたらします。逆に個性を否定するようなマネジメントでは、チームの力は個々の総和を超えないばかりか、モチベーションの低下によりマイナスになってしまうことが多いです。

 以上の3 つの原則を踏まえて、みなさまのチームもぜひタヒチアンノニのなでしこジャパンになっていただけたらうれしいです。
by ohkimakoto | 2011-07-22 00:00 | 能力を高める
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