わたしの家の庭にフィッカスプミラという観葉植物の鉢植えがあります。家内が15年ぐらい前から気に入って育てているものの1つで、小ぶりの葉が鉢全体を覆い、まるでミニチュアの森のようです。実はこの鉢植えですが、昨年の秋から冬にかけて不注意から枯らしてしまいました。時々わたしも水やりをしていたので、残念でなりませんでした。薄茶色に変色しカラカラに枯れた葉を見た時は、もう再生するのは無理だろうとあきらめていました。それでも、水やりは続けていました。「もしかしたら」との想いがあったのです。しかし、冬の間は何の変化もありませんでした。
ところが温かくなり始めた3月の中頃、小さな新芽が1つだけ顔を出しました。うれしかったです。それからは日を追うごとに新芽が増えて、少しずつ鉢全体に広がっていきました。今では勢いよく成長し、ほぼ元の姿に回復しています。 これは生活の中の取るに足りないささいな出来事ですが、わたしに大切なことを再確認させてくれることとなりました。 わたしの信念として普段から大切にしているものの1つに、人が持つ可能性があります。人には天賦の恵みとして、肉体、知性、情緒、精神という4つの分野のそれぞれに潜在能力が備わっているそうです。 例えば人間の体の仕組みは、肉体的な潜在能力の存在を証明して余りあります。先日、担当の医師から今回のわたしの病気の経過について詳しい説明を受けましたが、人間の体が持つ機能の複雑さ、素晴らしさについて再認識させられました。 知的な潜在能力については例を挙げるまでもないでしょう。毎年のノーベル賞受賞者の研究成果を見るにつけ、人間の知的潜在能力には限界がないと感じます。 情緒的潜在能力については、EQ(Emotional Quotient)という概念として人材教育でクローズアップされるようになってきましたから、ご存じの方も多いことでしょう。効果的なコミュニケーションを実現するには、知性のみならず情緒的な潜在能力も駆使する必要があることを、EQは教えてくれますし、この潜在能力を伸ばした人がリーダーとして活躍する時代になってきました。 そして4番目の精神的な潜在能力は、すべての潜在能力の要であり、基礎をなすものです。なぜなら、他の3つの潜在能力を導き出すものだからです。よく言われることですが、人は物事を達成しようとする時、「なぜ(why)」行うかが理解できると大きな力を発揮します。この「なぜ」に当たるものが精神的な潜在能力を呼び起こすと考えられます。 この4つの力を備えたわたしたちは、誰もが素晴らしい存在です。わたしの家の鉢植えと同じで、たとえ一度枯れても新しい芽を出すだけの潜在能力があるのです。 わたしはすべてのスタッフと力を合わせて、これからも毎日、水を注ぎ続けたいと思っています。
by ohkimakoto
| 2013-07-26 10:04
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