クリスマス前のひとときをいかがお過ごしでしょうか。今年お世話になった方々、加えてこれまでわたしたちを導いてくださった方々のことを振り返ると、感謝の想いが心に満ちてきます。この心のぬくもりを1年を通じて持ち続けることができたら、世の中はどんなにか平和になることでしょうか。
さて、今回は「品格の3つの柱」の2つめ、「より以上のものをめざして生きる」です。人の可能性は偉大です。わたしが生まれたのは戦後間もなくの頃で、手塚治虫さんの『鉄腕アトム』や『鉄人28号』などのいわゆる空想科学漫画が描く世界に胸を躍らせたものです。あれから60年、今では漫画に描かれた世界が現実になりつつあります。 しかし、人の偉大な可能性は能力に限ったことではありません。わたしがよく引用する話にポーランドの作曲家であり演奏家でもあるパデレフスキーのコンサートのエピソードがあります。ステージに登場する直前、会場にいた男の子がステージに上がり、パデレフスキーが弾くはずのピアノに座って曲を弾き始めました。この前代未聞の出来事に誰もが最悪の結果を予期しました。 ところが、ステージの袖からそっとその男の子に近づく紳士がいました。そばに来ると、彼は男の子の肩越しに両腕を伸ばして、伴奏をし始めたのです。曲が終わると、聴衆は総立ちで拍手を送りました。 そうです。伴奏をしたのはパデレフスキー本人でした。彼はとっさに考えました。「みなが途方にくれている中で、問題を解決することができる人がいるとすれば、それは自分しかいない」。わたしはこの話を思い出すたびに、「人ってこんなにも素敵なことができるんだ」と思い、胸が熱くなるのを覚えます。 先日テレビで、アメリカの小学校でのある出来事を紹介していました。11歳の男の子ががんに侵され、入院します。退院はしたものの、抗がん剤の影響で髪の毛がすっかり抜け落ちてしまいました。恥ずかしいので野球帽をかぶって登校しました。みんなの視線が気になります。次第に学校へ行くのがいやになりました。それを見た1人の男の子がみんなに呼びかけます。そして知り合いの床屋さんの協力も得て、クラスの17人の男の子のうち15人が坊主頭になりました。「みんな君と一緒だよ」というメッセージを伝えたかったのです。 人は能力と人格の双方において素晴らしい可能性を持った存在です。では、その可能性をどうしたら解き放つことができるでしょうか。 3つの提案をしたいと思います。 1. 自分に可能性があると信じること 2. 人にも可能性があることを信じること 3. 自分と人の可能性を解き放つために役立つことを実行すること 身の回りの小さなことから始めましょう。パデレフスキーや15人の少年たちのように、「自分にできることは何かないだろうか」と考えましょう。そうすれば、これまでとは違った別の世界が開けてきます。そうです。可能性を解き放つのです。
by ohkimakoto
| 2013-12-20 00:00
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