関東では朝夕のひんやりした空気から急な季節の変化を感じます。新幹線のホームで思わず陽だまりの中に立っている自分に気付きました。ホームから見える里山の木々の緑の中に、柿の実の橙色が鮮やかな彩りを添えています。
柿の実を見ると思い出すことがあります。わたしが生まれ育った山形の家の裏庭には、枝の先端が屋根よりも少し高い立派な柿の木がありました。品種はヒラタネ。正式には平核無柿(ひらたねなしがき)と呼ばれる庄内柿で、名前が示すように平べったい大きな実には種がありません。色付くと、はしごをかけたり屋根に上ったりして収穫しました。渋柿なので、ヘタの部分を焼酎に浸してから一斗缶に詰めて密封し、渋抜きをします。渋が抜けるまでの数週間が待ち遠しかったのを覚えています。 小さい頃、この柿の木を見て不思議に思ったことがありました。当時のわたしの目の高さと同じあたりに大きなこぶがあり、その上と下の幹の色合いが違うのです。祖母に聞くと、接ぎ木をしたのだと教えてくれました。もともとはごく普通の渋柿だったのですが、幹の途中で切ってヒラタネの枝を接いだとのことでした。小学生のわたしには感動でした。植物は自分の命を土台にして地中から養分を吸い取り、自分よりももっと優れた品種を育てることができるのです! モリンダの歴史を振り返ると、この接ぎ木の概念が垣間見えます。ノニという植物は数千年にわたる時の流れの中で、世代を超えて太平洋の島々の人々の健康を守ってきました。それが、食品科学者であるジョン・ワズワースの手によって接ぎ木がなされ、パワーフルーツという形で文明社会の人々に恵みをもたらす製品に進化しました。さらに、ノニに含まれるイリドイドの発見により、豊かな伝統に科学的な価値が接ぎ木されていきます。そして今、AGEという新たな健康指標が接ぎ木され、そこから130兆円規模の総合産業へと開花しようとしているのです。 もう1つ。わたしたちモリンダがメッセージを伝えるために選んだネットワークビジネスという流通形態にも、この接ぎ木のたとえが当てはまるのではないでしょうか。モリンダのメッセージが伝わる時はいつも、メッセージの核心は同じですが、伝える人それぞれの体験や想いが積み重なって次の人に受け継がれていきます。そして、枝がいくつにも分かれて広がり、やがては原木をしのぐほどの素晴らしい実をたわわに結ぶのです。 接ぎ木の良さは、原木のルーツを土台としてしっかりと残しながらも、新たな価値を重ねていく点にあります。原木の根を通して吸い上げられた養分は、接ぎ木された枝全体を大きく成長させます。そこには否定の概念は存在しません。すべて過去からの積み重ねなのです。 天からの恵みであるノニを原木として進化を遂げてきたモリンダ。そこにはしっかりと根を張る原木と、その原木の力を信じて接ぎ木され、独自の体験と想いと情熱によって枝を茂らせるIPCのみなさまが存在します。わたしの願いは、みなさまが根から栄養を十分に吸い取りながら、ご自身の可能性を心置きなく解き放っていただくことです。モリンダはそれができる会社です。
by ohkimakoto
| 2014-10-31 13:27
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