10日の日曜日は母の日でした。人はみな母親がいて初めてこの世に生を受けることができます。世界中の母親のみなさまに感謝の気持ちを表したいと思います。
わたし自身の母親については何度か本欄でご紹介しておりますが、おかげさまでつい最近97歳の誕生日を元気に迎えることができました。いまだに誰の世話も受けずに生活できるのはありがたいことだと思っております。健康上の不安がまったくと言っていいほどありませんので、100歳を超えて長生きしてくれることを期待しています。姉とわたしを女手一つで養い育ててくれた母への感謝は尽きることがありません。母がいなければ今のわたしたちは存在しないわけですから。 しかし、わたしには他にも「母」の役割を果たしてくれた人がいました。まずは母が住み込みで働いている間家事を担当してくれた祖母です。普通「おばあちゃん」と言えば孫にとってはやさしい存在ですが、この祖母はまるで逆で口やかましく、子どもの頃のわたしにとっては理解のできない存在で、よく対立しました。でも、今になって姉ともよく話すのですが、この祖母がいてくれたおかげで姉もわたしも非行に走らなかったのではないかと思います。昔のことを思い出すたびに感謝の気持ちを新たにしています。 そして、生家の東隣と南隣の2軒の家のお母さんたちです。両家ともご主人が警察官でした。2人のお母さんたちはわたしたちのことをとても気にかけて、何かにつけて家族ぐるみで助けてくれました。母親が仕事でなかなか家に帰れないために家庭の温かみを経験できなかったわたしたちにとって、2人は大切な存在でした。社会人としての常識を教わるとともに、いろいろ相談にも乗ってもらいました。2人とももうこの世にはいませんが、生前に何度かお宅を訪問して直接感謝の気持ちを伝えることができたのは幸せなことでした。 この何人もの「母」の教えと愛は、わたしの人格形成において、また人生における大切な決断を下す際に大きな役割を果たしてきました。特に隣の家の2人のお母さんからは、わたしのような不遇な状況に置かれた者であっても希望を捨ててはいけないことを教わりました。「過去はどうあれ人は素晴らしい可能性を持っているのだから、誠実に努力すれば必ず報われる。だからがんばって」と励ましてくれたのです。どれほど力になったことでしょう。 そして最後になりますが、最大の感謝をしたいのはわたしたちの子どもたちの母親である妻の存在です。彼女がいたからこそ、わたしはそれまでの「母」たちの教えを継続して実践することができてきたと考えています。自分なりの理想の生活を求めて東京に出た時も、4人の子どもを連れてアメリカに留学した時も、子どもたちが才能を伸ばすためにいろいろなことにチャレンジしようとした時も、そこには妻の愛と励ましがありました。 みなさまの周りにも、生涯にわたって影響をあたえてくれている何人かの素晴らしい「母」の存在があるのではないでしょうか。その愛の深さをかみしめながら、これからもその教えを大切にしていければと思います。
by ohkimakoto
| 2015-05-15 00:00
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