明後日の日曜日は父の日ですね。テレビのある報道番組で、父の日に関するアンケート調査の結果を紹介していました。それによると、父の日に父親に感謝の気持ちを示したくない人の割合が実に40%にも達するとか。理由はいろいろあるようですが、大別すると、「普段一緒にいるし、今さら恥ずかしい」と「父親が嫌いだから」の2つでした。5人の子どもの父親であるわたしとしては、何とも寂しい現実です。「嫌いだから」と言われてしまうことについては、いわゆる「親離れ」のプロセスにおける健全な姿と解釈できないこともありませんが、父親であるビジネスマンに多数接してきた立場からすれば、残念ながら父親の側で改善しなければならないことも多々あるのも事実です。
我が家の場合、5人の子どものうち4人が海外で生活していますが、それでも毎年必ず一人ひとりから「父の日コール」が来て、感謝の言葉を伝えてくれます。アンケートで父親たちが父の日に何を望むかのトップは、「感謝の言葉」だそうです。この機会に、感謝の気持ちだけでも、いや、ぜひ感謝の気持ちを、お伝えいただければと思います。どんなことでも商売に結び付けようとするコマーシャリズムに一石を投じることにもなりますからね。 「感謝と言われても何を言ったらいいか分からない」とおっしゃる方へは、うってつけの言葉を2つご紹介しましょう。「ありがとう」と「おかげさま」です。以前本欄でご紹介した元大阪成蹊大学経営学部教授の山本 憲司先生によれば、「ありがとう」は「日本語が世界に誇る美しい言葉」で、「そうあることが難しい、つまり希少性を表現すると同時に、そんな状況に感謝したい、という真摯な気持ち」を表すもの。また「一切の条件を超越してしまうパワーが宿る、人生を変える強い言葉」だそうです。また「おかげさま」は「すべての基本。壮大な意味を持つ強い言葉」で、「この世を創造した神や、遍在する万物への感謝の念を最大限に表現できる非常に強い言葉」とのこと。山本先生は、「『おかげさま』は単なるビジネス用語などではまったくない。わたしたちはおたがいさまという『しくみ』で生きている」とも述べています。(矢作 直樹著『世界一美しい日本のことば』イースト・プレス社、2015年参照) この「ありがとう」と「おかげさま」のパワーを理解するために、これまでの人生を振り返ってみてはいかがでしょうか。感謝をしたい人のことが、またその人がしてくれた親切の数々が次から次へと思い出され、思わず胸が熱くなることが多いのではないでしょうか。その人たちのおかげで今の自分があることが分かり、自然に「ありがとう」と「おかげさま」の言葉が心に浮かんでくるのです。 モリンダのメッセージを伝えてくださった方へのわたしたちの想いも同じですね。月例ミーティングで表彰を受ける方々が例外なくおっしゃるのは、伝えてくださった方への「ありがとう」と「おかげさま」です。 「ありがとう」と「おかげさま」。多くの人々との人間関係の中で生かされているわたしたちにとって、この2つは魔法の言葉です。相手が好きか嫌いかは問題ではありません。この2つの言葉が自然に口をついて出てくるようにしたいものです。
by ohkimakoto
| 2015-06-19 12:47
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