2018.05.11

今週はとても心に残る再会がありました。湘南ベルマーレフットサルクラブに所属する久光重貴選手がモリンダ ビルディングを訪れてくださったのです(写真参照)。

久光選手との出逢いは、201544日のNHKの『アスリートの魂』という番組で久光選手の特集を見たことがきっかけでした。久光選手はかつてフットサルの全日本代表にも選ばれたことのある選手です。しかし2014年、選手全員に義務付けられているメディカルチェックでステージ3Bの肺腺がんが見つかり、医師から完治は無理だと宣告されます。一時は希望を失いかけましたが、4年経った今でも、治療を続けながら現役選手として活躍しています。

そんな久光選手をサポートさせていただきたいと思い、番組を見たすぐ後に、当時ペスカドーラ町田で現役選手として活躍中の甲斐修侍選手を通じて久光選手に連絡していただきました。あれから3年。試合会場で2度ほどお会いしましたが、正式にお話を伺うのは今回が初めてです。現在も治療が続いているとのことでしたが、肌つやも良くとてもお元気でした。印象に残ったのは、少年のような笑顔と、穏やかな中にも垣間見える「使命感」でした。

久光選手はがんと闘いながらも日々トレーニングに励み、現役選手であり続けようとしています。それがなぜなのか、久光選手自身の言葉からそれを読み取っていただければと思います。

「僕ががんと闘いながら競技生活を続けていることで、フットサルをもっと多くの人に知っていただくきっかけになればうれしいです。それは僕にしかできないことです。ファンの皆さまに、がんと闘いながら選手としてがんばっている自分を見せることで、勇気を与えることができていると思います。これは他の選手にはできません。フットサルやチームを盛り上げるために、自分が役に立てることは積極的にしていきたいです」

「今まで自分では人一倍努力してきたと思っていましたが、自分一人の力ではなくいろいろな人たちの支えがあって今の自分があることに気付きました。だから病気のことも前向きに捉えていかなければ人生がもったいないと思いますね」

「湘南ベルマーレの会長さんの援助で講演活動や小児病棟の慰問なども行っています。自分も病気でありながらフットサルを続けていることで身をもって教えることができ、夢を与えることができていると思っています。子どもたちと触れ合いながら、自分にしかできないことは何だろうと考えるようになりました。人生とは生きている時間ではなく、何をやってきたかが大事なのだと思います。健常者であったら命の重さをここまで真剣に受け止められなかったと思います」

久光選手の左手の薬指には結婚指輪が輝いていました。昨年の秋に入籍され、今年の4月に結婚式を挙げられたとのこと。こうおっしゃいました。「彼女にはもちろんですが、彼女のご両親には本当に感謝しています。このような体になった私との結婚を認めてくださったのですからね」

人生の大きな転機を体験しながら、それを乗り越える志を持った久光選手。その志は今、多くの人々に困難を乗り越える勇気を与えています。このようなアスリートのお役に立てることを光栄に思います。


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by ohkimakoto | 2018-05-11 14:50 | 2018年分
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モリンダ ジャパン社長 黄木信からのメッセージ
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